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”自然と共にある暮らし"が生んだ
「和食」が日本文化である理由
四季折々、あるいは地域ごとに異なる表情を見せる自然に寄り添い、日本人はそれぞれの食文化を作り上げてきました。
自然は豊かな恵みだけでなく、 時に厳しさをもたらします。
風土が持つ地理的、あるいは気候的な環境を受け入れ、日本人は自然と深く関わって生きてきました。
「和食」の精神性
まだ科学や技術が発達していなかった時代、
人々にとって自然は現代よりも大きな存在とされ、
人々はそこに神を感じ、 豊作大漁を祈り暮らしていました。
収穫の喜びと感謝はやがてお祭りとなり、食の恵みをもたらす『精神性』を育んできました。
「和食」の社会性
普段の家族の食卓や祝い事、村や町の共同体でのお祭りや年中行事を通して、自然の恵みを分け合いながら共に食べる中で、「和食」は継承されてきました。
団らんや寄り合い、打ち上げなど「和食」は社会の要 の役割を果たしてきました。
「和食」の機能性
もちろん、食には人が生きる糧という「機能性」があります。
それに加えてお米を中心に野菜、魚介類、海藻などの自然の恵みをふんだんに使う「和食」は、見事な栄養バランスを持つ健康的な食文化で、晴れの日の料理には、健康長寿などの願いをかけるという機能もあります。
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