一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒万倍日は、
「一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になる」という意味があり、古くからこの日の自分の言動が万倍になって返ってくると言われている日です。
これから大きく発展させたいことを始めるのに適した日で、
仕事始め、開店、種蒔き、財布を新調するなどのお金を出すことに吉であると言われていますが、その他にもスキルアップのための勉強を始めたり、自分磨きのための習い事を始めたり、親密な関係を築いていきたい相手にアプローチしたり…新しく何かアクションを起こすのにぴったりな日です。
逆に借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるため凶とされています。
平均して月に4~6日ほどあるので、意識して日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
一粒万倍日に行うと良いとされていること
* きちんと目的のある出費
* 新しい仕事を始める
* 開店・開業をする
* スキルアップの勉強を始める
* 自分磨きのための習い事を始める
* 宝くじを買う
* お財布を新調する
* 出会いの場に行く
* デートをする
* プロポーズをする
* 婚姻届を出す
* 婚約指輪・結婚指輪を買う
* 恋人を家族に紹介する
一粒万倍日に不向きとされていること
* 借金
* 無駄遣い
* ローンを組む
* 人にものを借りる
* 人の悪口を言う
* けんかをする
* 別れる
* その他よくない言動
甲子の日(きのえねのひ)
甲子の日は、十干(えと)の最初である甲(きのえ/こう)と、十二支の最初である子(ね/し)を組み合わせた六十干支の第一番目の始まりの日で、この2つが重なる「60日に1度」巡ってくる日のことを云います。
十干十二支の組み合わせの最初ということもあり、とても縁起が良い日と考えられています。
この日は、金運・財運・商売繁盛をもたらしてくれる「大黒天様」と御縁のある日で、金運・商売繁盛に縁起の良い日とされていることから、大黒天を祀る神社に参拝してお願いごとをすれば、夢が叶う可能性が高いと云われています。
この日に新たな行動を起こすと運に良い流れができ、長く続くとされていることから、縁結びにもとってもいい日で、告白・プロポーズ・結婚などにもぴったりな日です。
暦の中には他にも縁起が良いといわれる日がいくつもありますが、「持続性」や「継続性」があるというのが大きなポイントで、事始めには最適な吉日です。
甲子の日に行うと良いとされていること
・神仏(大黒天様)へ参拝する
・新しく始めると長続きする
・お金にまつわることをする
・告白する、付き合い始める
・婚活する、結婚する
不成就日
(ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち)
不成就日は、十干十二支の組み合わせによって吉凶を判断する「選日(せんじつ)」のひとつです。
選日とは大吉や仏滅などの「六曜」とは別もので、縁起がいい日といわれている「一粒万倍日」や「天赦日」がこの選日の仲間です。
「不成就日」は選日のなかの凶日(きょうじつ/物事を行うのに縁起の悪い日の意味)とされ、その名の通り「何事も成就しない日」と言われています。
特に避けた方がいいとされているのが結婚や入籍などの婚姻ごとや、子どもの命名や願い事、移転、契約ごとなど新しいことを始めるのに、とにかく「凶」で向いていないとされている日です。
不成就日のおすすめの過ごし方
不成就日なので何かをするのにおすすめなことはありませんが、いつもと変わらず生活する分には問題はありません。
・何もせず家でゆっくり過ごす
・付き合いの長い友達や恋人、家族と過ごす
不成就日に避けた方が良いこと
・結婚や結婚式、入籍などの慶事ごと
・子どもの命名、出生届の提出
・新しい事業を始める、開店など
* 引越し、賃貸契約
* 願い事をする
* 納車
* 告白
* 宝くじを買う
* 転職
巳の日(みのひ)
巳の日は十二支の1日で、12日ごとに巡ってきます。
「巳」は蛇のことで、蛇は弁財天(べんざいてん)の化身、または遣いとされています。
蛇は財運を司っている動物で、世界各国でも神様の象徴としてとても大切にされてきました。
弁財天は芸術と財運を司る神様と云われており、この日に弁財天様や白蛇様を祀っている神社へお参りに行き、お金に関する願い事をすると、使いの蛇が弁財天にその願いを届けてくれるので金運が上がると云われていることから、巳の日は吉日の中でも、特に金運・財運にまつわる効果が大きい日と言われています。
蛇の抜け殻を財布に入れると金運がアップするといわれているのはそのためです。
また、60日に一度やってくる己巳(つちのとみ)の日という日は、巳の日のなかでもさらに縁起のいい弁財天様の縁日で、弁財天様をお祀りしている神社は必ずこの日に催事を行うそうです。
巳の日に行うと良いとされていること
・弁財天への願いごと
・弁財天様や白蛇様を祀っている神社への参拝
・銭洗弁天でお金を洗う
・財布の新調(お金との縁が保たれる)
・新しく銀行口座を開設する
・開業・起業
寅の日(とらのひ)
寅の日は、干支(えと)をもとに決められており、十二支の寅(とら)にあたる日で、12日ごとに巡ってくる吉日です。
虎の模様は黄金色にシマ模様で【金運の象徴】と言われており、吉日の中でも最も金運に御縁のある日で、【金運招来日】と言われています。
【金運を招いて来させる日】つまり【お金を呼んできてくれる非常に縁起の良い日】とされているので、寅の日にお財布を新調すると、出て行ったお金がお金連れて帰って来てくれるとも言われているため、お財布や開運グッズなどのお金にまつわるものを新調したり、使い始めたりするのにベストな日です。
また、虎(寅)は、「千里行って千里戻ることができる」という云われから、
「寅の日に旅行に出かけると安全に帰ってくることができる」と云われていて、旅行などの旅立ちにぴったりな大吉日です。
寅の日に行うと良いとされていること
* 財布の購入・使い始め
* 宝くじの購入
* 家や車など大きな物を買う
* 開業・開店
* 銀行口座の開設
* 旅行に出る
寅の日に不向きとされていること
* 婚礼(元の家に出戻る→離婚を連想)
* 葬儀(死者が蘇り彷徨ってしまう)
天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)
天赦日とは、世の中の全ての神様が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされています。すべての罪が許されるので、これまで躊躇して始められなかったことが何の障害もなく始められる日といわれており、なにをやってもうまくいく暦上「最上の大吉日」とされています。
天赦日は陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)と十干十二支(じっかんじゅうにし)の思想をもとに、季節や干支(えと)などの組み合わせから決められます。組み合わせる要素が多いため、年に5~6回しかない貴重な大吉日となっています。
開業、結納、結婚式、転職、引っ越し、旅行など、前もって日にちを決める大きなイベントに最適で、
金運にも良いといわれているので、お財布の購入や使い始め、お買い物にも良いでしょう。また、神社を参拝して神様に日頃の感謝を伝えるとより開運に繋がるでしょう。
天赦日に行うと良いとされていること
* ビジネスや趣味など新しいことを始める
* 将来のための投資、生活の向上のために必要なローンや投資、なかでも開運のための出費(クレジットカードの作成、車の購入、車の納車、建築、上棟、地鎮祭などもいいでしょう。)
* ケンカの仲直り、トラブルの解決(例えば気まずい関係になった親族との食事などもいいでしょう。)
* お店を開いたり、新規店舗のオープン、契約日、什器の購入
* 結婚・入籍
* 金庫・財布の購入。
* 捨てる系全般(髪を切る,掃除,断捨離,縁切り,お祓い,などもいいでしょう。)
* 開運グッズの購入
* 分け与える(ボランティア活動や人の役に立つ行動などは特に開運できます。例えば天赦日に良い情報をSNSで拡散したりすると、自分も幸運になり、知人も幸運になり、この連鎖で幸運スパイラルがおきます。)
その他にも合格祈願、安産祈願、お宮参り、お墓参り、祈祷、くじ、契約、建築、参拝、御朱印,地鎮祭、プレゼント、温泉、旅行なども吉です。
*不成就日以外の悪日を打ち消します。